<経験談より>海外移住・生活を快適に過ごすために、知っておきたい10つのこと。

好きな国、自分の理想の暮らしが実現できる国、学習やビジネスのチャンスのある国。
国境を越える理由は様々かと思います。

マレーシアとニュージーランド、2つの全く異なる国に住んでみて
”外国人は外国人と仲良くなりやすい”というのを身をもって経験し、非常にたくさんの移住者に会ってきました。

留学、就職、駐在etc…

理由はどうであれ、国境を超えて毎日を楽しく過ごしている人と
せっかく国境を超えてきたのに自分が世界から捨てられたかのようにあれもこれも嫌だと攻撃的になる人。

どちらの国で、どちらも見てきました。

今日はそんな中で、”来た理由はどうであれ、海外生活を楽しんでいる人たち”に共通する考えを見つけたので、そのお話です。

目次

1. 自分たちの常識が違うことを認めている。

 
そんなこと、当たり前でしょう。と思った時は要注意。
観光旅行の時はお客様でも、そこに長く住むとなると現地のコミュニティーに歩み寄る際にいろいろな壁やすれ違いを経験します。

自分が目の前の相手の扱い方をわかっていないように、相手も悪意がなく純粋にわかっていない場合があります。

そんな誤差をさっと流せること。自分の常識が違うことを認めて”じゃあ、ここからどうしよう”と動いた一歩が大きな違いを生むのです。

2. 比べない、張り合わない。

 
だれかに認めてもらうために、優位に立たなくていいんです。

滞在歴、語学力、役職やお給料、駐在や現地採用、現地に対するコネクションの強さ、友人の多さetc…
海外に住んでいると、孤独や競争で出来上がってしまった独りよがりのモノサシで自分はこの人より優れている、あの人より移住成功していると測ってくる人がいます。

このような発想は、自分も周りも不幸にし、自分がどうしたいのかの目的を曇らせ、海外生活を一瞬で難しくさせます。

こんな発想を持っていたら、今すぐ捨てましょう。持っている人からも離れましょう。海外生活は競争じゃないのです

3. 羨ましがられなくていい。

 
”海外に住んでいるから、日本のみんなよりも充実した生活をしなければ。”というプレッシャーをかけないこと。
充実の基準は人それぞれ。海外に出たからって誰かに羨ましがられる必要はないのです。

そもそも、日本のみんなを、ここにいる○○人を出し抜いて、羨ましいと思われたい。という発想そのものが、きっと他人の目にがんじがらめになっている証拠です。
活躍するのは素晴らしいことですが、海外に来たから希少価値があるように見えなきゃいけないなんてことは全くありません。

羨ましがられることを目的とした努力は、余計な競争心を生みます。賞賛ポイントを集めてなにか交換できるわけでもないので、自分なりに楽しむ方法をゆっくり見つけましょう。

4. 海外生活は別に特別なことではない。

 
”海外生活は楽じゃない”、”海外にいる自分は努力している”、”海外にいるから自分は○○と違う”
…それ、ほんとかな?

”海外に住んでいる自分”だけが努力している訳じゃない。どこにいたって、何をしたって苦労する時は苦労するもの。悩むときは悩むもの。

海外に住んでいるせいにするのは簡単。”海外に住んでいるから”という枕詞を外した時、本当の自分の状況に出会えるはず。

5. 違うからって、偉くない。違うからって、劣っていない。

 
新しい環境に行くと、周りとずれていることへの気づき。
新しい環境に慣れて昔いた場所を訪れると、自分がずれていることへの気づき。

大きな環境の変化を味わうと、この2つのずれを経験します。

ただ、このずれは、ただのずれ。そこに優劣はありません。無理に合わせる必要も、周りを批判する必要もありません。

ずれていることが悪い、ずれていることで自分は抜きん出ている。という余計なプレッシャーになる思考は捨てましょう。

6. やみくもな個性は必要ない。

 
無理に自己主張しなくていい。

自分と思いっきり違う人に会いやすいけど、無理にその一部になる必要はないし、無理にそれを凌ぐ濃い色を持たなくていいんです。

全く異なる人に出会い、自己紹介をすることが増えても、”私は○○です”というなにか自分を表す単語を無理やり決める必要もありません

個性を出さなきゃと始めたものごとが自分を作ることはありません。好きなこと、やりたいことが無ければ、無いままでいいんです。

7. 多様性は訴えなくていい。

 
差別をする人に、”差別しないで”と言っても「そうですか、ではこれからは尊重しますね」という答えが返ってくることは期待できないことが多いです。

法律や条例などの制度としての受け皿への主張は別として、個人で人と向き合う時に、多様性は訴えなくていいんです。

まだよく知らない人に自分に合わせろと大きな声で主張されるのと、ある程度認識のある人に協力してほしいとお願いされるのでは、印象も大きく変わりますよね。

自分がこういう人だから相手にどうしてくれと言う前に、まずは相手と知り合いになり、友達になってはいかがですか?

今まで○○の人ことはよく思ってなかったけど、この人に会えて印象が変わった。という経験が偏見を取り去ります。多様性は力や声の大きさでは手に入らないのです。

8. 変化を誇らなくていい。変化しなくてもいい。

 
新しいことを知った時、今まで知ってたことや知らなかった自分や周りを批判する必要はありません。また、その新しいことが合わなければ、無理に変化する必要もありません。

自分にとってプラスである何かを見つけた。知れた。それで満足。で、いいのです。

自分に合わない生活を取り入れる必要も、数時間前に生まれかわった自分がついさっきまでの自分や、合わなかった新しい何かを否定する必要も全くないのです。

ひとつ賢くなったからって、昨日の自分を、昨日の友を今日の敵にしなくていいのです。

9. 無理に成長しなくていい。

 
知らないことに囲まれるって、不思議。
今まで見たこともない活躍をしている人って、魅力的。

海外に住んでいると、全くの新参者から慣れ、新生活に慣れる時当初に使ったエネルギーと緊張がすこし解けた時、自分が停滞しているのではないか?と不安になる人がいます。

また、同じ日本人でもそれぞれの夢を叶えるために様々なことをやっている人に会いやすい環境になりがちです。

だからといって、無理に何かを始めたり、焦る必要はないのです。
そんな時は、はるばる海を越えてやってきたその土地の食事や景色を楽しんで、ここまでたどり着いた自分をお祝いするのはいかがでしょうか?

10. すべてを手に入れなくていい。

 
別に海を越えたからって、完璧な生活なんて存在しない。

最高の居場所にたどり着いたけど、忙しい日々にヘトヘトになるかもしれない。
最高のキャリア恵まれているけど、その道を進むのはとっても孤独かもしれない。
大好きでしょうがなくてきた国が、だんだん嫌いになってくるかもしれない。

はるばる海を越えてたどり着いた移住先。
だからといって、すべてを手に入れる必要も、一生のプランをそこで誓う必要もないのです。

何かが足りないままでもいい。去ってもいい。戻ってきてもいい。

何かをかき集めるのをやめて、自分の手元にあるもので何ができるか。というカードでいつも遊べるようになっておきたいものですね。

***

10個にわたりいろいろ紹介しましたが、一番大切なのは
”じゃあ、自分はそれで満足しているか?”というとてもシンプルな質問にまとめられます。

関わる人との見極め方は
“で、君はそれで幸せ?”って聞くこと。
どんなに愚痴が多くてもこれにyesって言える人はただ言いたいだけか自虐が板についてるひと。
どんなにキラキラしたことを語っててもこれに詰まるひとは要注意。
最近教えてもらった攻撃的な人の回避方法です(○′`)。

— ジプシーワーカーズ#NZワーホリ契約社員🇳🇿 (@gypsyworkers) 2018年10月3日

常にYesでいられる必要はないですが、これにYesと言えるように集中し、これにYesと言っている人と囲まれていたいものですね。

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