—NZに友達が1人もいない
—もちろん仕事の手がかりになるコネや知り合いもいない
—かといって仕事がすぐに手に入るようなスキルなんて何もない
そんなゼロから始めたNZ就活で、試用期間まで何とかたどり着いた“人と情報”の探し方後半。
前半で、人とのつながりは増やした。では次のステップは?
つながりが増えたところで、やっとこれからLinkedIn内の求人を検索し、申請へと進みます。
求人を検索して、どういった会社が募集しているのかを見ます。
そして、 その求人に送るのではなく、その求人を出している会社で働いている人をLinkedInで探します。
すると、実際にその会社・そのポジションで働いている人のページが出てきます。
(みんながみんなやっている訳ではないので、見つからないこともよくあります。)
その人のプロフィールをチェック。実際に何をやっているのか書いている人もいれば、書いていない人も。
*書いている人はLinkedInの使用頻度が高い人の可能性大なので、同時に友達申請も送ってしまいましょう。もちろん挨拶を忘れずに。
**もちろん、書いていない人にも申請しちゃうのがオススメです。どこで誰が繋がっているかはわからないので。
そして、その人たちが何をやっているのかをメモします。
これは1社につき何人かのプロフィールを見て、会社別にまとめるのがオススメ。
まとめを作り、募集要項と照らし合わせて、“それを基に自分が提供できるもの”をリストアップし、カバーレターを作ります。
私はカバーレターのフォーマットは、NZ政府のキャリアサポートサイトからそのまま持ってきました。ダウンロードもできます。
※もちろん自己紹介の内容と箇条書きのスキルは完全オリジナルに書き換えます。
この箇条書きに何を書くかは、先ほどのリストアップから
—Linkedinの個人ページにいちばん書かれていた項目
(何人かの紹介文があると、同じ業種でも面白いことに新しいもの好きの会社なのか、重役の方針に従う会社なのかなど、内容が偏っているのが解るんです。)
—募集要項の一番上に書いてある求められるスキル
—ワード・エクセル・パワーポイントできますよ。
—あと、なんか一個。
といった感じです。
そして、このカバーレターと履歴書を求人に送ってもいいのですが
そうすると求人がオープンのところにしか送れないし、そもそも応募者が殺到するので見てもらえないかもしれない。
そこで、ここからインド流超アグレッシブ就活。
このカバーレターとCVを持って
お目当ての会社の部署の一番偉い人と事前にLinkedInで友達になっておいて、直接会社に乗り込んで挨拶、手渡しする。
または
お目当ての会社の部署の一番偉い人にInMailで直接これを送りつけます。
これで求人があろうがなかろうが、何十人何百人に求人が殺到しようが
少なくともその部署のお偉いさんまで履歴書が届くのですから。
注)何を書いたか面接で忘れないために、送りつけたもののコピーは保管しておきます。
私はこれをやっていた時は、日本にいたので後者の送りつけをやっていました。
現地にいるならば直接がいいと思います。もちろん失礼のないように。
12社に送りつけて、3社返事があり(のち1社はごめんね、頑張れー!の返事)、2社面接しました。そしてバイトをひとつゲット。確率的には悪くないと思います。
※もう一社のクライストチャーチの方は、この方法ではないのでカウントしていません。
こんなに厚かましくていいのかと最初はびっくりしていましたが
私の親友3人と同じ方法をとった彼らの友達はすべてこれで各国の仕事をゲットしていて、
実際に私もこれで返答があり、これからする試用期間バイトはこれで返事があり、面接→採用とたどり着きました。
その3人のひとりが
“インド人はここまでやって、初めてスタートラインに立てる。俺らには転職サイトに登録して求人に応募するだけで面接してくれる人なんてまずどこにもいない。ただ日本人はそれに慣れているから、でここまでやる人はいないし、同じ方法でインド人の兄ちゃんと日本人の女の子から同じスキルの履歴書が来たらインド人の俺ですら確実に日本人の女の子を採る。だから絶対うまくいくから、頑張れ。”
と言って、今まで彼らが実際に使ったテンプレートを全部シェアしてくれました。
ちなみに彼は、マレーシア人なら誰でも知っている大手の転職サイト、Job Street(日本でいう“リクルート”のレベル)の社長ともこの方法で会って10分程度ながら話しをしたことがあるとのこと。
ここまでアグレッシブに申請、履歴書を送りつけるのには、いくらマレーシア歴が長くなり図々しいレベルが上がっているはずの私でもとってもとっても勇気がいりました。
ただ、これを送りつけた地点で、“失礼なことをしている訳ではないし、その何人かが万が一不愉快に思ったとしても、その人と毎日会う訳でもなければ、その人が君のことをその業界からブロックすることもできないから、気にするな”と励まされ、最初は無理してでもやっていました。ただ、10人にも送れば慣れます。大丈夫です。
無視されている人に何度も送りつけるのは非常識ですが、一度送って無視(No)なら次、と助けてくれる人が出るまで違う人に挑戦し続けるのは自由。
そしてびっくりするのが、何人にも送っていると誰かしら助けてくれるということ。
ただし時間はかかりました。
つながる人探しに1週間、つながり作りに2週間、そこから送れそうな人探し、書類の推敲、送りつけなのでいっぺんにやってなるべく長引かせないようにしていました。
とはいえ、まだまだ私が得たのは試用期間。ニュージー訛りが未だに不安なのは内緒。
ここで見つけたつながりを無駄にしないよう、試用期間もがんばるー!
P.s.この方法はまだインド人の間で流行っているだけで、日本人でこれをやる人は超少数派だろうだから勝手に広めて構わないけど、他の先進国の人に同じ方法を取られると勝ち目がなくなるとのこと。彼らを尊重し、あえてビデオログではとってもざっくりだけにして、日本語で日本人だけに詳細を紹介しておくことにします。
P.s.2 LinkedInの検索制限や、求人ページにある分析結果、どんなスキルが欲しいかリストの観覧制限は有料会員になることで取っ払われます。プロによる履歴書の書き方講座・オンラインセミナーも無料です。
求職期間なんて数ヶ月なので、必要な情報代と思って3ヶ月払っていました。仕事が始まれば1日2日で回収できる額なので、価値アリだと思っています。
コメント
コメント一覧 (2件)
始めまして。
経験はありますが学歴がないため海外就職で手こずっている者です。
Linkedinを使ってはいますが(無料範囲)、あまりうまく行ってなくて、「そうか!こういう風に使うのか!」と
衝撃でした。
CVを送りつけるのは勇気がいりますが、そのインドの方のおっしゃる通りですね。「女の子」の域はとっくに超えていますが(笑)、ぜひマネしようと思います。
こちらのブログに出会えて感謝です。
ありがとうございます!
がんがん使い倒しちゃいましょう!